ニコル モラー

カリフォルニアベイエリア出身。ニコルは大学卒業後すぐの2008年7月に来日しました。取得した英文学学位と日本にいる家族のため、プロとしての生活を積み上げるには、東京で教えることが理想的な経験であり、完璧な方法だと考えました。

ニコルは東京で1年半、主に英語教師として、しかしまた、モデル、フリーランスライターとしても仕事をしながら生活しました。最近にはバンクーバーへ拠点を移し、そこで執筆、教師、芸術、またファッション分野での仕事を続ける予定です。彼女の夢はいつか自分の子供の本を書くことです。

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日本で英語を教えること

日本に来ようと思っているけど、仕事をするに、どこから手をつけたらいいのかがわかりませんか?英語指導は始めるのに比較的簡単で、通常大学の学位だけが必要とされます。ここでは、私が直接体験した1年間の日本での教師経験で得た、ためになるポイントをいくつか、経済不安で直面した新しい困難を交えながら紹介します。

世界で最大級、コスモポリタンな大都市の1つとしての東京には、みんなとって何かがあります。ここは、ファッションやアニメが好きな人、または単に違った文化を味わいたい人から、騒がしい首都の空気で生活して息をしたいと望む世界中の人々までをたやすく惹きつける場所です。 日本で生活して働いてみたい人にとって、おそらく一番楽で手っ取り早い方法は英語を教える職に就くことです。国中にいくつか大きなエイカイワ(英会話)学校があり、その多くは仕事のために日本語を最低限スキルでも要求しません。英語を教えるトレンドは、まだ一般に人気の選択ではあるものの(特に英語圏からの新卒直後の若手にとって)、最近の多くの要因により、来日して期待できることが1年前とは少し変化し、その経験をほんの少し変えることになりました。

昨年の夏、私が大手英会話学校で英語を教えるために東京に着いた頃は、その少し前まででおそらく日本で最大のエイカイワ業界だった-Nova破綻の直後でした。Novaとは無関係に、残ったエイカイワ大手は、急速に学校を開いて教師増員をすることで、このマーケットでのトップの地位を獲得しようとしました。私は2008年7月にトレーニングチーム他7名と来日しました。1ヵ月後には、その他10名の有望な英語教師からできた別グループが来たのです。私の会社が立て続けに毎月、少なくとも7-8名のグループ中から新人教師を削減していく状況で、こういった傾向がその後6ヶ月続きました。当分の間は、私の会社はある意味Novaを引き継ぐ形で安全であるかのようでした。でも、評判が上がらなければ、ありふれたものになってしまいます。元Novaの生徒や教師を囲い込むだけでなく、他のライバルを水中に振り落とすかのような勢いで新しい学校の建設もしていたのです。

一方、私は余剰教師採用での過剰給与や、新規学校建設がネガティブな結果に繋がると思っています。経済不況が2008年の終わりに直撃し始めた頃、日本を離れようか、又は少なくとも英語教師の分野から別分野へ移ろうかと前々から考えていた多くの教師は、その時になって他の仕事を見つけるのが出来ない不安に直面しました。単調で、面白いという精神的な励みのない時に、しばしば、少なくともエイカイワを続けることは、あの当時までは安全を確保するものでした。悲しいことに、多くの教師が長く留まっていた間に、多くの生徒が経済的困難により離れていきました。多数の学校はまた、生徒の減少を意味していましたが、むしろ同じ生徒が、自宅や職場に便利な他地域へと突然移ることにもなりました。教師の増加と生徒の減少のこの組み合わせによって、海外の僻地に配属される多くの新規採用教師たちや、真の金融破綻でリストラにあう不安を感じる現職教師たちで、全くストレスの多い状況が作り出されました。

ゆっくりと、今年の始めから状況は平常に戻りつつありますが、Novaの破綻と経済不況によって、一般に英会話コミュニティでの不安が作り出されてしまったと感じています。私の経験から、日本で生活して仕事をするのは今でも確実に価値あることではありますが、日本で仕事をしたい人、そして特にエイカイワ業界を考えている人へは、まず最初に多くを調べてからとアドバイスしています。また、日本で生活する期間、その滞在中に何を達成したいのかを目標として設定することです。どんな仕事でも、マンネリやルーチンにはまってしまうのは簡単ですが、このために野心を脇へよけないようにするのが大切です。日本へ英語を教えに来る決意をしたのなら、文化や語学習得の支えとなるよう、また、卓越した経験を開拓するよう、この時間を使って下さい。そうすれば、最終的に自分自身でより多くの機会を得るのに気がつくようになるでしょう。



2009年10月13日