湯沢樹 (ゆざわみき)
日本の顧客を相手にするアメリカベンチャー企業を経て、現在はシリコンバレーにある某IT企業で働く傍ら、マルチメディアアーティスト、ライターとしても活動中。アジアとアメリカを股に掛けてグローバルな企業家を目指すべく日々奮闘。
ウェブサイト:MuGEN Productions
同著者による
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チームビルディング
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興味ある全ポジションに同じレジメを送っても、採用担当者それぞれの要求に見合うことはありません。彼らから注目を集めて面接に辿り着くには、求められていることを投げかけなければならないのです。
チームビルディング
先日ある日本の転職サイトを観覧していた時、「チームワークを重んじ、調和のできる人材」という一行が目に留まりました。これは一体何を意味しているのかとふと考えました。誰もがチームワークを重要視するのは当然です。なぜなら、それはビジネス成功の根底的理念であり、チームワーク無くして仕事は進まないからです。では、最初からチームと調和が取れる人材、衝突が起きない人材などいるのでしょうか?
米国の企業では「チームビルディング (Team Building)」と言うコンセプトが不可欠とされ、ほとんどの企業で、マネージャーレベル以上のポジションに就く社員はそれについてのトレーニングを受けていると思います。チームビルディングとはその言葉通り、チームをビルドすること、作り上げることです。チームワークを強化するための過程、方法とも言えるでしょう。
仕事におけるチームワークやメンバーとの調和は、誰もが志すもの、努力次第で獲得できるものの一つだと思います。しかし、幾ら働く本人が打ち解けやすく協調性があるとしても、働いている企業、所属するチーム全体が一団となって努力をしない限り改善されないものだと思います。外国人や多文化の入り混ざる米国のグローバル企業では、チームワークの強化やチームの調和を保つためどうようなことが行われているのでしょうか?
例:クッキングクラス
チーム全員でクッキングスクールへ行き、普段は使わない素材や調味料、料理道具に触れ、インストラクター、テキストを参考にしながら今までに作ったことの無い料理を作る。もちろん完成後はチームで会食。新しいことをチームで終えた達成感、優越感、おいしい食べ物で得た満腹感を分かち合えるのが利点。
日本のように、週末を利用しての社員旅行や、仕事の後の飲み会も楽しいですが、勤務時間外の活動は個人の時間を尊重することが常識となっている米国では難しいのが現状です。米国では、一般的に勤務時間内にチームビルディングイベントが開催されるため、チーム全員が参加できます。一見遊びのようにも思えますが、これも仕事の一部と見なされるため気が抜けません。(活動についてのレポート提出が要求されることが多い)それから、上司が部下に指示を出すのが普段の仕事ですが、イベントでは部下が上司に指示を出したり、質問カードが用意され普段はできない個人的な質問ができたりなど内容は充実しています。
チームメンバーの親睦を深めることがチームワークの強化、調和の取れたチーム作りの一番の早道ということは万国共通だと思います。しかし、どのようにチームビルディングを取り入れているのかは日米で差があるようです。あなたがチームリーダー/マネージャーだったらチームワーク強化のため、何をするでしょうか?何ができるでしょうか?グローバル企業で働いていると、性格の違いや文化の違いはもちろんのこと、言葉の違い、宗教の違いなど全く異なった個人が集まってチームが編成されているケースがほとんどです。この隙間を埋めるためには、仕事のしやすいチームワークの取れた環境作り、すなわちチームビルディングを実行するほかありません。日本でも、近い将来、チーム全員でクッキングクラスに行く日が来るのでしょうか。






